きろく

学問もがんばりたいし運動の習慣もつけたい

下田生活3日目

こんばんは。

今日は先生や先輩と話し込んでいて21時過ぎまでラボにいたので、手短に。

 

昨日22時半頃に就寝し、朝4時半に目覚めたのは良かったのですが、大雨で空は暗く、なんとなく二度寝しました。修行が足りない。

結局7時に起きて、のんびり宿題(細胞生物学の英語のパラグラフを読む、翻訳する)をやってラボに行きました。

 

今日は主に、シャーレ撒き、遺伝子組み換えウニの採卵・採精&受精、温度管理されてるウニたちのお引越し、ラベル作り、水槽の水の補充、を行いました。

シャーレ撒きとは、昨日受精させたウニを3つのシャーレに分けることで、ウニが発生するための環境をより良くするために行います。(ここでの発生とは、「イベントの発生」的なニュアンスではなく、「ウニが卵から孵って幼生になり、成体になること」を指します)

遺伝子組み換えウニの受精は、昨日行ったのと同じ手順で、まず生簀(いけすです、生贄と字が似ていますね)からオスとメスのウニを取ってきて、それぞれにKClを注射し、精子と卵を得ます。昨日は技術職員の方や先輩がやっているところを見ているだけでしたが、今日は見守ってもらいながら一通り自分でやってみました。受精の準備ができたら、適量の卵に精子を垂らし入れ、受精膜が上がったことを確認できればokです。

昨日はピペットを運ぶ際にうっかり逆さまにしてしまいましたが、今日は特にやらかすことがなかったので成長を感じました。

ウニは、数ヶ月間を暖かい海で、数ヶ月間を冷たい海で過ごすことで、抱卵をするらしいです。(うろ覚え。また思い出したら書きます。)そこで、うちのラボでは年に4回、それらの操作を行います。これがウニのお引越しです。

飼育されているウニには、ゲージごとにラベルが付いていて、例えばいつどこの海からやってきたウニなのか、などの情報が書かれています。

今日お引越しをする際、いろんな情報がごちゃごちゃになっていてかなり手こずったので、博士の方の提案で生簀のラベルを新しく作ることになりました。技術職員の方が取っておいてくれたメモや過去の記録と照らし合わせ、全部で20近くのラベルを作成しました。

当たり前ですが、ウニは海の生き物ですので、引っ越ししたりラベルを付け外しすると海水に触れることになります。いつのまにか服が塩まみれになっていたり、藻のようなものが付いていたりします。ラボに行く服装はジャージが良いのかもしれません。

水槽の水は、基本的には、昨日のブログに書いた、「海水を濾過・脱イオン化・加熱し得られた蒸気からできた、綺麗な海水」を用います。それら約8Lをバケツに汲み、手動で水槽へ入れて補充します。

 

色々な操作が終わってから、ラボで先生や先輩と色々な話をしました。話し込みすぎて、気づけば21時を過ぎていました。

今のところとても居心地が良く、適度に刺激を受けて、もっと頑張ろうと思える環境に身を置くことができること、非常にありがたいです。

この気持ちを忘れずにいきたいと思います。

 

明日はジムを契約しに行きます。楽しみです。

 

おやすみなさい。

 

追記: 暇なときに生簀のウニを見ていたら、コンブやワカメに群がるウニ、むしゃむしゃ食べるウニなどを見ることができてとても可愛かったです。